正解を選ぶ力よりも、自分が選んだ答えを正解にする力

今週のマツコの知らない世界は、京都のパン特集でした。

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京都はパンの世帯消費額が日本一なのだそうですね。

そして、市内には個人経営の小さなパン屋さんがこれでもかというくらいたくさんあって、でも不思議なことに、こんなにたくさんあるのに共存していて、潰れるお店がほとんどないのだそうですね。

他のお店の領分を荒らさない。

これは「一見さんお断り」の思想に通じるのかなと思いました。何年か前にNHK-BSで放送されていたドラマ「京都人の密かな愉しみ」で、お豆腐屋さんが一見さんお断りをしていた場面。あれは他のお店の領分を荒らさないために、いつも買いに来てくれるお客さんの分だけしか作らないということだと説明していました。だから急に他所者が買いに来ても、売ることはできないということになるらしい。

京都のパン屋さんは他のお店の真似をしない。どのお店も皆個性的パンを作っていて、みんな違ってみんな良い。パン屋さんをはしごして買いまわる人もいるようですよ。

それにしても個性的なパンばかりだったわけですが、中でも一際私の脳天をぶち抜いたのは、シシャモパンでした。

シシャモがまるまる一匹パンにくるんで焼いてある。これがね、人気商品でよく売れているのだそうですよ。

うーん、なんというか、負けた気がした…。

おでんパン、おでんバーガーくらいでいい気になっていた自分が少し恥ずかしくなった…。

 

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(あ、でもおでんパンは、本当に美味しいですよ。コメントをいただいた限りでは、賛否両論、いろいろありましたけど)

少し前に書いたいちごごはんにしろ、世の中には私の理解を越えるものがまだまだたくさんあるのだなぁ~、としみじみ。

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いつものように、YouTubeのひろこクラブを見てボイトレをやっていたら、おすすめで中野信子さんの動画が出てきたのですよ。


www.youtube.com

まだ時間に余裕があったので、見てしまいました。それが私にとってタイムリーなとても良い話だったのですよ。

日本人に欠けているものとして…

正解を選ぶ力をつけるよりも、自分の選んだ答えを正解にする力をつけることの方が大切

上のパンの話に戻りましょう。

パンの食べ方には、すでに正解があるわけです。焼いてバターを塗ってコーヒーと一緒にいただく。コーヒーの代わりに紅茶や牛乳でも良いのでしょう。ゆでたまごやハムを挟んでサンドイッチ、またはフレンチトーストなんていう食べ方もあります。正解は無数に存在するわけです。

しかし、まだ誰もやったことのない食べ方、シシャモに合わせたり、おでんを挟んだり、これが正解かどうかなんてやってみなくちゃわからないし、おいしいはずはないと先入観に支配されてしまうかもしれません。

しかし、京都のパン屋さんはシシャモを選び、私はおでんを選んだ。

そうなったら、あとはその選択が正しいものになるように、頑張れば良いのです。

どうしたらその組み合わせで美味しくなるか。実際に作ってみて、工夫して、試行錯誤して、美味しいを目指す。そして、私の選択が間違いではないことを証明する、それだけのことなんです。

世の中は、本当は正解などないことばかりなのに、みんなみんな、ないはずの正解を勝手に信じこんで行き詰まってる、

予め設定された正解にこだわるより、正解のないことを考える方がずっとずっと楽しいですよ。

さぁ、皆さんもおでんパンにチャレンジしましょう! フフフ

(予告???)

こないだのいちごのお寿司の記事では、ふぉざりん (id:fotheringay) さんから、今度はいちごのカレーに期待しているとコメントをいただきました。

 

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中野信子さんの動画を見てしまった以上、カレーにいちごを合わせて美味しくするにはどうするか、考えるしかないな。

がんばりましょう。

なんだかすごいことを書いてる気になってる...(笑)

Amazonの商品ページは、これをおすすめしていると言うわけでもなく、ましてや売り付けようなんて気持ちはサラサラ無くて、ただ面白そうだからというだけのことです。