読書の記録 2022/15週 4/4(月)~10(日)

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今週、図書館で借りてきた本

最近、鬱っぽくなっていて、なかなか本を思うように読めないのに、予約してあったものがあって、図書館から通知が来ます。ぼちぼち読んでいこうと思います。

僕は上手にしゃべれない 椎野直弥著

主人公は吃音持ちの中学生の男子。
著者も吃音者です。
吃音をテーマにしたドラマや映画、小説などを読むと、それちょっと違うよねぇと違和感があるものが多いのですが、とは言え、吃音といっても十人十色でして、私とは違う吃音者がいてもおかしくはない。
とりあえず、著者も吃音者ということで興味を持った次第であります。

ただ、決して、「著者=この小説の主人公」ということではないようです。
この本が出版されたころに、YouTubeでこんな動画に出ていました。


www.youtube.com

誤解の心理学 コミュニケーションのメタ認知 三宮真智子

以前に読んだ「最新の脳研究でわかった!自律する子の育て方』という本で、キーワードは心理的安全とメタ認知とありました。
心理的安全は、今まで読んだポリヴェーガル理論の本等で、自分なりに理解しているつもりですが、メタ認知というものが十分に理解できていません。
図書館で「メタ認知」で検索してヒットしたもののうち、すぐに借りられたのがこの本です。
パラパラとめくってみて、読み物というよりは大学の教科書といった体です。
さて、この本だけで「メタ認知」が理解できるのか?

音楽の黄金時代 レコードガイド タブレット純著

毎週楽しく聴いているラジオ番組を書籍化したもの。
パラッとめくってみて、こりゃダメだと思いました。
だって、文字が小さいんですもの...

老化と寿命 「とし」をとらない秘訣とその実践 三石巌著

三石巌先生の三石理論による健康自主管理システムシリーズの第3巻。ちょっと古い本です。
前書きを読んでハッとしました。引用します。

中国もルーマニアも、平均寿命や人口構成からみて高齢化社会とはいえません。でも、近年両国でおきた大虐殺は、権力者の脳の老化からきている、とわたしはおもっています。毛沢東の文化革命のときから、わたしの頭にそのことがこびりついているのです。そして、これらのかなしむべき事態に異議をもうしたてるのは、いつもきまって老化していない脳をもつ若者だということもわすれてはなりません。

これって、そのままロシア、そしてプーチンにあてはまるのではないか。
三石先生が心配していたことが起こってしまった。

老化という言葉はあてはまらない、むしろ精神異常なのではないか?確かにそうなのですが、私は老化もアルツハイマーも、統合失調症も、脳のどこが壊れるのか、どのような症状が出るのかについての違いはあっても、脳が壊れたという意味では同じようなものだと思っています。老化だけでは日常の生活が送れるので病気とは認定されないだけ。こういった人が権力を持つのがいかに危険なことか。

脳が壊れるというのは、強度のストレスに長期に渡って晒される、そしてそのストレスに対抗するようなホルモンが十分に分泌されない、そのホルモンを作るための十分な栄養を摂っていない、そして脳が十分に働くための栄養を摂っていない、そういうことが原因で起こるのではないかと思っています。
やっぱり、ストレスの強い仕事は、任期をきっちりと設けなければならないのではないか。政治家なんて言うのはその最たるもの。特に一国の長となれば、そのポジションを20年に渡って担うというのは無理がありすぎる。

これは私の妄想かも知れません。でももしも当たってしまったのなら、これからの中国が危険ですね。習近平も長期政権を画策しているし。恐ろしいことです。

ちょっと本筋から逸れてしまった。
まぁ、こういったことを踏まえたうえで、この三石先生の本を読みたいと思います。

読み直し

図書館で借りずに自分で買った本は、いつでも読めるし期限もないという安心感から、どうしても後回しになってしまいます。
今週は、以前に図書館で借りて読んで、もう一度読み直したいと思って買った本を読んでみました。

発達障害は食事でよくなる 腸から脳を整える最新栄養医学 溝口徹著

私としては、何でも誰でも栄養で改善できるとは考えてはいません。でも、その可能性を否定する気にもならない。そして、医学ではどうにもならないことが、栄養で解決してしまうこともありますし。
実際に、私のみぞおち辺りの痛みは、大学病院でたくさん検査をしても結局原因不明だったのが、とある栄養のカウンセラーさんのブログを読んで、マグネシウムを摂るようにしていたら、かなり改善できましたし。

それに、薬を飲むよりも、不足している栄養を調べて摂るようにする、その方が体にかかる負担も軽いと思います。そういう意味では、まずは栄養状態の改善から試みて、それでも改善できなければ薬を使う、そのほうがよっぽど理に適っていると思うんですけどね。でも医者にかかれば、まずは薬を飲むことを前提にことが進められていくのが現実。医師は栄養に関しては全く分からないそうで、大学で学ぶこともなければ国家試験で出題されることもないのかな?私は経験者ではないのでよくわかりません。

私がこれからどんなに医学の知識を取得したところで、その知識を活かせることはないでしょうし、ましてや国家試験に合格できるはずもない。医師免許を持っていなければ、医学の知識をもって薬を処方することもできない。
でも、栄養ならば、自分でできるんです。
食事を工夫する、食事で栄養が満たされなければサプリメントを使うことだってできます。

そういった気持ちで栄養や食事法についての本や記事を興味深く読んでいるわけですが、この本については、読んでいてだんだんと辛くなってきました。
だって、自分はやっぱり発達障害なんだなと認識せざるを得なくなってくるのですから。吃音は発達障害ですし、それだけではない。様々な症例を見る毎に、自分の発達障害を認識してしまうのでした。私が乗り越えなくてはならなかったことは、吃音だけではなかったんだなと。

とは言え、藤川徳美先生の本も含めて、せっかく読んでしまった以上は、自分なりに検証してみたくなるものです。ただ今、自分の体で実験中なわけです。改善できれば続けるし、そしてもう一歩先のステージへと進めばよいし、改善できなかればまた別の方法を考えてみる、ただそれだけです。

それにしても、図書館で借りて読んだ時は、吃音にはDHAが効くと書いてあったような気がするのですが、自分で買って読み返してみるとその記述が見つからないのです。
吃音とはっきり書いていなくて、「言語」の不調にはDHAが効くと書いてある。
私の記憶違いだとは思うのですが、まさか、吃音に効くと書いてしまったものの、それはちょっと言い過ぎなんでないの?と指摘を受けて訂正したとか、そんなことはないよなぁ?
少なくとも今のところ、DHAを飲み続けていると、若干ではありますが言葉が出やすいような感じはしています。

自分が買ったものは第2刷のものですので、また借りてきて、それが第1刷のものだったらそちらも読み返してみようかなと思案中です。なんともイヤミな読者です。

今週はこんなところです。

(追記)

「僕は上手にしゃべれない」を読み終えました。よろしければこちらもご覧ください。

tohost3250303.hatenablog.com