今日は焼き芋を食べる日 2022/11/23

私は新しい出会いのウキウキよりも失った時の悲しみの方が強くて、いつまでも心の中にとどめておきたいという気持ちがとても強いのです。
そんなわけで物をなかなか捨てられなくて困っておりますが、生きているものの場合、どうしたって必ず別れがやって来てしまう。

その人を心の中にとどめておきたいと思った時、思いついたのが、故人が好きだったものを命日や月命日にいただくこと。ただの食いしん坊だという説もありますが、結構気に入っています。

ちなみに祖父の月命日には、まぐろのブツ切りと焼のり。命日になると、そこに塩豆が加わります。
父の月命日にはあなご。土用丑の日などでも、うなぎなんてそんな脂っこいもの食えるかと、あなごを愛でていました。
お寿司にしたり、天ぷらにしたり。
父は「ひ」を「し」と発音してしまう江戸っ子でした。生まれた場所、住んでいた場所が東京とは言え、江戸と言えるかどうかは何とも言えませんが。

ブログで仲良くして下さっていたおりょー♪さんが亡くなって、やっぱりおりょー♪さんのことを忘れないでいたいと思った時に、好きなものって何だろう?で思いついたのが焼いもです。おりょー♪さんも基本的には食いしん坊なので、食べ物についてはいろいろと書いていましたが、その中でも焼いもについては、熱く語っていたという印象が強いです。

だから、おりょー♪さんの月命日に合わせて、毎月23日は焼いもを食べる日なのです。

 

前日に、たまたま焼きいもと焼きいもスイーツのお店を見つけました。値段は安くはないけど、けっしてべらぼうに高いわけでもない。どうしようか迷ったんですよね。

これが当日なら、迷いなく買ってしまうんだけど。

今月は予算ちょっとオーバー気味だし、どうしても買っておきたいものもあるし、やっぱり家に買い置きしてあるシルクスイートを食べることにしました。

来月こそは、このお店に行きたいと思います。それにしても、今までなぜ気が付かなかったんだろう?ネットで検索したときも、出てこなかったのです。新しく開店したお店なのかな。

で、まずは普通の焼きいも。と言っても、時間をかけてじっくり蒸して甘みを出したところで、表面だけフライパンで焼いたの。この頃の傾向として、そのまま食べるのもなんだかなぁと思って、クリームチーズを添えました。クリームチーズってなんでも合います。

三代目茂蔵っていうチェーンのお豆腐屋さんで、茂たまっていうクリームみたいななめらかなお豆腐があるんだけど、これを何かクリーム的なものに使ってみたいと思っていました。

はじめはこれをお芋に混ぜて、丸めて、ココアパウダーをまぶして、トリュフみたいにしようと思っていたんです。
でも、量を間違えました。気がついたら、やわらかすぎてまとまらなくなってしまい…
しかも、お豆腐が多すぎてお芋の風味が乏しくなってしまい…

どうしよう...

こういう時はお酒ですね(笑)。
さつま芋なら合わせるのはやっぱり芋焼酎

ちょっと香りづけ程度に混ぜてみたら、これがおいしいの。
香りがとてもよく合います。
このクリーム状のものをそのまま食べても良かったんだけど、凍らせておいたお芋があったので、それに合わせてみました。
くるみをトッピングして、シナモンパウダーを振りかけて。

なかなかいい感じ。おいしかったです。