私は新しい出会いのウキウキよりも失った時の悲しみの方が強くて、いつまでも心の中にとどめておきたいという気持ちがとても強いのです。
そんなわけで物をなかなか捨てられなくて困っておりますが、生きているものの場合、どうしたって必ず別れがやって来てしまう。
その人を心の中にとどめておきたいと思った時、思いついたのが、故人が好きだったものを命日や月命日にいただくこと。ただの食いしん坊だという説もありますが、結構気に入っています。
ちなみに祖父の月命日には、まぐろのブツ切りと焼のり。命日になると、そこに塩豆が加わります。
父の月命日にはあなご。土用丑の日などでも、うなぎなんてそんな脂っこいもの食えるかと、あなごを愛でていました。
お寿司にしたり、天ぷらにしたり。
父は「ひ」を「し」と発音してしまう江戸っ子でした。生まれた場所、住んでいた場所が東京とは言え、江戸と言えるかどうかは何とも言えませんが。
ブログで仲良くして下さっていたおりょー♪さんが亡くなって、やっぱりおりょー♪さんのことを忘れないでいたいと思った時に、好きなものって何だろう?で思いついたのが焼いもです。おりょー♪さんも基本的には食いしん坊なので、食べ物についてはいろいろと書いていましたが、その中でも焼いもについては、熱く語っていたという印象が強いです。
だから、おりょー♪さんの月命日に合わせて、毎月23日は焼いもを食べる日なのです。
先月の23日は、初めてフローズン焼き芋を食べました。
この時はねっとり系の紅はるか。
今月はホクホク系にしようかと思っていたのですが、この23日に失敗は許されません。
念のため、何度かホクホク系の紅あずまを凍らせて食べてみたのですが、凍らせるとなると、ちょっと違うなと思いました。
ねっとり系は、半解凍状態でアイスクリームのような食感になる。残念ながら、ホクホク系ではぼそぼそになってしまい、クリーミーな感じは全くありませんでした。
来月になれば気温も下がってしまうだろうし、凍らせて食べるのは、年内は今月が最後かな。
という事で、オーケーストアでねっとり系の紅天使の焼いもを買ってきました。
今回は、ちょっとアレンジメニューです。
ここまでくると、焼いもというのもなんだかなぁという気がしないでもない。
マイブームなのですが、まずはお酒を染み込ませたい。
さつまいもは凍っているので、なかなか染み込まないよねぇ。
それならクリームチーズを使って、こちらに混ぜてみよう。
さつまいもなら、やっぱりお酒は芋焼酎です。黒霧島を使いました。
さつまいもとクリームチーズだけだと、どうも殺風景で良くないのです。
このところのワンパターンだけど、くるみとシナモン?
いや、今回はココアパウダーを試してみよう。そんなにかわらない?
…これめっちゃおいしい。
クリームチーズも、くるみも、黒霧島の香りも、焼き芋にとても合う。
でも、おりょー♪さんには、こんなの焼いもじゃないと思われてしまうのかな?(笑)
来月はどうしよう?
元に戻って、シンプルにそのままの焼いもをいただくか、それとも今度は温かいアレンジメニューを考えるか。
それは次回までのお楽しみ。気まぐれなんですけどね(笑)(笑)。