今田耕司さんの結婚観が称賛されているようですけど…。

何気にテレビのスイッチを入れたら、フジテレビのワイドナショーでした。
しばらく見るわけでもなくそのまま放置していたら、今田耕司さんが自分の結婚観を語っていました。
なんだかそれが称賛されているようです。

結婚願望の強い今田さんの、結婚に対しての憧れといった部分もあるのでしょうけど、なんだかちょっぴり良い話です。

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簡単に言えば、結婚相手への不満だとか、子育ての大変さだとか、ネガティヴなことはあっても、それ以上の喜びや楽しいことが山ほどある、といった話でした。

私が気になったのは、この東スポの記事には書かれていない部分。

今田さん、こんなことを言っていたのですよ。だいたいこんな感じ。

自分は今まで独身でやりたいことを好きなようにやってきた。もうこれ以上、やりたいこともないというくらいに。だって、○○(←後輩芸人の名前)と一緒に旅行に行ったって、おもろないじゃない。
それなら子供の成長する姿を見ていたい。
子供の世話を付きっきりでやりたい。

昨今、少子化が大問題になっている日本ですが、ここにもしかしたら少子化対策のヒントがあるかも知れない。

政府や自治体がいろいろと少子化対策でいろいろと政策を出していますが、なんかちょっとずれているというか、それで本当に改善するのと言いたくなるようなことばかり。だからと言って、なかなか対案も浮かばない。
だいたいはお金の問題と男性の子育て参加についての問題で語られるけど、確かにそれが実現すれば、子供が欲しいという人にはとても良い政策なのでしょう。
でも、それ以前に子供はいらないと思っている人については、その政策では何の効果もないですよね。たかが5000円目当てで子供を産む人なんていないでしょうし(東京都の場合)。
本当は皆、自分がやりたいことを子育てで諦めたくなかったりとか、自分のことを犠牲にしてまで子育てをするのは嫌だ、だったり。

今田さんの話を聞いていて、閃いたのです。
それなら、結婚して子供を育てることくらいしかやりたいことが見つからないくらいに、若いうちに自分のやりたいことを精一杯、嫌というほどやらせてあげたら良いのにって。
そして、やりたくないことは徹底してやらせない。

勉強したい人は好きなことをとことん勉強すればよいし、スポーツでもそうだし。
漫画でもアニメでもアイドルでも、音楽でもダンスでも、起業でも、金儲けでも。農業でも、宇宙開発でも。なんでもかんでも。
それこそ鼻くそをほじくっていたい人は、とことんほじくれば良いのだ。もしかしたらそれが高じて、イグノーベル賞をもらえるかもしれないし。

たぶん、子供のころからずっと続けていていれば、30歳くらいになるまでには飽きるでしょう。
飽きれば、もしかしたら今度は今田さんみたいに、家族が欲しいな、子供を育てたいなという方向に興味が行くよ、きっと、たぶん...。

また、飽きずに続けていたとしたら、その分野のエキスパートになっているはず。そうなっていれば、子供が何人いたって、育てるくらいの余裕は持てそうだし。

結局は、やり残した感があるのが一番良くない。やりたくないことはやらず、やりたいことに全力傾けるのです。

苦手なことを克服している時間がもったいないのです。そんなことに時間を取られてしまうから、いつまでも何かやり残したような感覚が残って、自分の人生に諦めがつかない。別に諦めることでもなくて、やり切って次に進むということです。

今から思っても、当時でさえも思っていましたが、学校に行っていた頃はなんでこんな勉強しなくちゃいけないの?と思うようなことばかり。
そんなに詰め込まれたら、自分が何をしたいのか、自分を見つめる余裕もなくなってしまうよ。

今でも、よ~く憶えているのが、高2の冬休みの宿題。
小倉百人一首、全て暗記しなさいと言うもの。
休み明けにテストがあって、上の句を読んで下の句を記入するというものでしたが、10問中7問正解しないと、追試になりました。
言葉の暗記をもろに苦手とする私は、何度追試を受けたことでしょう。
結局最後の最後まで残り、最後の最後で教師に厭きられてしまって、ついには追試も打ち切りになりました。

こんなことで自分の時間を潰されるくらいなら、もっともっと自分のやりたいことをとことん追求して、もうこれ以上はできないというくらいやりきらなければならなかったのです。
そして、安心して次の段階として、子供を授かり子育てをしなければならなかったのです…。
と、ここまで書いて、大変重要なことが欠けていました。

子供は男一人では作れないよな…。

ただ、高校の時の国語の教師について、文句が言いたかっただけなのかな…。(笑)