音楽をこよなくあいしている私が、それなのにライブにはなかなか行けないのは、こないだ書いた通りです。
しかしながら、そういう自分が嫌で、慣れればなんとかなるんじゃないかと、一念発起してみたこともあるのです。
20代前半のことでした。ぴあを買ってきて、興味のあるものを片っ端から当たってみました。RCサクセションなんかは、絶対とれそうもなかったので最初からからあきらめていましたが、なんだかんだて、憂歌団、泉谷しげる、コンチチのチケットをゲットしました。
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憂歌団は、テレビやラジオ、その他レコード、CDを聴く限り、特に感じることもなかったのですが、当時の音楽雑誌を見ていると、ライブのパフォーマンスに関しては、どれもこれも大絶賛だったのです。
どんなものなのか自分で確かめてみたくて、コンサートを観に行きました。
ありがたいことに、立っていたのは舞台のすぐそばの女の子三人組だけでした。ゆったりと座って楽しめたのですが、これがもう、サイコーでした。
音楽雑誌は嘘ではなかった。
テレビで見ていると、ヴォーカルの木村さんの個性が際立って、そこにばかり目がいってしまいましたが、ライブを見て、鳥肌が立つくらい4人の演奏が素晴らしかった。
音楽そのもので聴衆を楽しませる術を知っている。
観客を煽って無理やり盛り上げようとしなくても、演奏そのものでだんだんと私も盛り上がってきました。今更ながら、うますぎました。私は特にギターに興味があるので、内田勘太郎さんに注目して見ていました。
たぶん、この人、日本で一番ギターがうまいんじゃなかろか。個人的な見解です。
会場は横浜の関内駅近くのホールだったのですが、コンサートが終わっても余韻に浸っていたくて、電車の騒音で頭のなかに残っているイメージをかき消されたくなくて、東京の家まで3時間ほど、歩いて帰りました。
これは観に行って本当に良かった。憂歌団は解散してしまいましたが、私が生きているうちにもう一度だけでも再結成しないかなと、微かに期待しております。あ、ギターの内田勘太郎さんは、沖縄に活動拠点を移して、沖縄っぽい音楽をやっているようです。
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で、次に行ったのは泉谷さん。憂歌団が素晴らしすぎてプロはすごいなと思って、泉谷さんにも同じように期待してしまったのですが、これはダメでした。会場内は総立ちで、自分もとりあえず立ってはみたのですが、どうもしっくりこない。しかも演奏が酷かった。私には雑音にしか聴こえなかった。
当時、泉谷さんはルーザーというバンドをバックに従えていました。誰も口にしなかったのですが、その時のあの名曲「春夏秋冬」は、私にはどうしてもU2風に聴こえてました。それはそれで結構好きだったので、期待はしていたんですけどね。ルーザーの演奏がテンデバラバラだったんです。 あ、U2風だと誰も口にしたかったのは、今になって思えば、何か忖度というか、同調圧力みたいなものが働いていたのかもしれません(笑)。
そんな話を近年になって音楽に詳しい友人に話したら、叱られてしまいました。ルーザーがどういうバンドか分かって言ってるの？って。
そんなこと言われても、そう感じてしまったんだから仕方ないじゃん。
メンツを調べて愕然としました。当時の日本のミュージシャン・アーティストのオールスター軍団でした。当時の私はそこまで詳しくなくて、まとまりのないバンドという印象でした。考えようによっては、皆が皆、泉谷さんを差し置いて、自分が主役であろうとしていたのかも知れません。
それにしても、あの豪華メンバーはなんだったんだろう？
泉谷さんならではの、豪華メンバーと言うか、何か弱みでも握って、恫喝をしたとしか思えません(笑)。
まぁ、そんなわけで、少なくとも私には、演奏を聴いているのも辛かったし、会場が総立ちでゆっくり聴けなかったことも辛かったな。
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そこですっかり疲れてしまった私。一週間後に控えていたゴンチチはもういいや、って思って、妹にチケットをあげちゃいました。
今から思うと、ゴンチチで総立ちになるはずもなく、行っておけば良かったなーと、ちょっぴり後悔しています(笑)(笑)。
それにしても、まるさんとゴンチチのイメージがどうしても重ならないんだよな。
おっさん needs to Rock !!! - 通りすがりのものですが
- [こめんと]
ライブとかに行ったのっていつが最後だろう・・・。観客が総立ちになるやつは１０代が最後だと思う。妊娠初期に行ったゴンチチのライブは心地よかった！
2023/07/01 17:39
スミマセン
