「基本的に1日1食」を試してみたいと思ったこと

健康には朝食は摂った方が良い、3食きっちりと規則正しく摂るべきという考え方もあれば、一方でドクター中松氏のように、1日1食が理想だと考える向きもあるようです。
ドクター中松氏は、夕飯だけしか食べないそうですね。

個人的には、1日1食というのはどうも受け入れられなくて、どうしても何とか3食食べたいと思っていましたし、特に朝食は絶対に食べないといけないのではないかと思っていました。

でも、たまたま朝ごはんが遅くなって、その朝ごはんをものすごくしっかりとたくさん食べた日があって、結局その日は最後までお腹が全然空かずに遅い朝食以降は何も食べなかったのです。
そうしたら、その日はいつもに増して体調が良かったように記憶しています。

しかも、寝つきはよくてぐっすりと眠れて、夜中に目が覚めることもなく、翌朝は寝起きがよく、さらに便通もとても良かったと記憶しています。

自分の中で、食事の回数は少ない方が良いのかなと、少し気持ちが揺らいだ瞬間でした、

言っていることは分かるのですが、実感としてはずっとあまり感じられなかったことがありまして、それは日本における分子栄養学のパイオニアとでも言いましょうか、三石巌先生の(栄養における)カスケード理論。

三石先生は、医師でも栄養の専門家でもなく、物理学者です。
ご自身の物理学的な考え方から食事法を考案して、ご自身の体調不良を克服されました。
カスケード理論というのは、物理学の理論だそうですね。
これを栄養にも適用して考えたようです。

簡単に言えば、栄養を摂っても、それは身体中に満遍なく行き渡るわけではなくて、人によって偏りがある。それを無くして身体全体に行きとどけるには、大量の栄養を摂る必要があるということです。

分かりやすいように説明しますと…

例えば、安月給サラリーマンの夫、専業主婦の妻、そして子供の家族があるとしましょう。
夫はそれほど給料が良くないので、妻はやりくりしてなんとか家計を支えます。
少ない金額でやりくりする訳ですから、優先順序を作らなければなりません。
普通なら、子供のことは最優先にしようかなとか、食べ物だけは栄養のあるものをしっかり食べたいとか、そういう方へお金が注ぎ込まれるわけです。
そう、夫の遊興費は後回し。
お姉ちゃんが横につくような飲み屋に行くお金はないのです。

栄養も同じようなことが言えます。
限られた栄養の中では、どうしてもどこかが優先されてどこかが蔑ろにされてしまう。
栄養が十分に届かないところに不調が起きるというのです。夫の場合は、不調というより不満ですね。

これは個人差がかなりある。

またまたたとえ話ですが、やはり安月給の夫、専業主婦の妻、そして子供の家族で、実は夫がいわゆるDVモラハラ夫だったなどと言う場合、俺が食わしてやってるんだ、俺が俺の金を何に使おうと俺の自由だなどと、家庭を顧みずに、お姉ちゃんが横につく飲み屋にせっせと通うバカ者がいます。

そうなってしまった場合でも、妻はやりくりして家計を守らなければなりません。
どこかにしわ寄せが行ってしまう。
子供のために使うお金を削るとか、食事もだんだん貧祖になってくる、終いには電気ガス、水道と止められてしまうかも知れない。

給料が家計が必要としている金額よりも安ければ、どこかにしわ寄せがきてしまうものなのです。

それを改善するには、やはり夫にはもっとたくさん稼いでもらわなければなりません。
夫がお姉ちゃんが横につく飲み屋で使いたい金額と、家庭を維持するのに必要な金額を足してもまだまだ十分なくらい稼いでくれば、何も問題はないのです。

栄養も同じことが言えます。
どうしても後回しにされているところ(不調が出ているところ)にも十分な栄養を送り届けるためには、一度にたくさんの栄養を摂るしかない。

分子栄養学で、例えばメガビタミンなどと言って、一見過剰とも思える量の栄養を一度に摂るのはこのためです。
これはビタミンだけではなくて、タンパク質にも同じことが言えます。

今までこのカスケード理論というのが自分の中でしっくりこなかったのですが、もしかしてとこんな感じかなと考えてみました。

つまり、1日3食のように分散して食べていると、栄養が行き届かない部分が出てきてしまうのではないかと。
一度にたくさん食べて、過剰とも思える栄養を一度にまとめて摂ることにより、身体中に満遍なく栄養が回るようになるのではないか。

そう考えたら、あの日、1食だけで体調が良かったのも何となく頷けます。
これは、1食で1日分の栄養を摂ることになるので、一度に食べる量はかなりのものになります。

ちょっと試してみたいと考え始めているところです。
できれば夕方、割りと早い時間に食事ができたら良いのですが、なかなかそうはいかないのが辛いところ。
どのように一日の時間を使うか、それが課題になりそうです。


こないだの記事で、鉄分を摂るにはどうしたらよいかとブコメをいただきました。


tohost3250303.hatenablog.com

基本的には、レバーや貝類などが鉄分豊富なので、これらを毎日食べれば良いのかなとは思いますが、毎日というのは難しいですよね。
そこでおススメなのはラクトフェリンかな?
ラクトフェリンは、鉄にタンパク質が結合したもの。

普通、鉄はとても吸収効率が悪いのですが、タンパク質に結合していると、格段によくなります。

ラクトフェリンを配合したヨーグルトや飲料などもありますし、おススメはナチュラルチーズ。加熱すると壊れてしまうので、加熱しないで食べるのが必須です。

例えば毎朝パンを食べるなら、クリームチーズをぬってみるのも良いかもしれません。

一番簡単なのは、キレート鉄*1サプリメントを飲んじゃえばよいのですが、医師によっては鉄の摂り過ぎになり良くないという人もいます。
私ならやっちゃうけれど、その辺は自己責任になります。
私から強くおススメするのは、ちょっと怖いな。



Amazonの商品ページは、これをおすすめしていると言うわけでもなく、ましてや売り付けようなんて気持ちはサラサラ無くて、ただ面白そうだからというだけのことです。

*1:アミノ酸に結合している鉄。ものすごく吸収が良いのです。ただし、日本では売っていないので、海外のサイトで購入することになります。