千石さんみたいに追っ払うことができたらカッコいいのにな

もう30年近く前のものだけれど、「王様のレストラン」というドラマが大好きでした。
この頃はドラマなんて見ている余裕などなかったはずなんだけど、なぜか毎週見ていた記憶があって、調べてみたらお店の定休日の水曜日放送でした。妙に納得。

基本的にはコメディです。
このドラマの魅力はひと言ではなかなか言えないけれど、一つ上げるとしたら、やっぱり伝説のギャルソン、千石さん役の松本白鴎(当時は松本幸四郎)さんがめちょんこかっこよかったということでしょうか。

例えば迷惑客を追い払うシーン。
ちょうどYouTubeで切り抜き動画が上がっていました。


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千石さんのセリフ。

私は先輩のギャルソンに、お客様は王様であると教えられました。しかし先輩は言いました。王様の中には、首をはねられたやつも大勢いると。またのご来店のないことを心より願っております。

まぁ、この場面においては、ソムリエがお客さんの望むワインを出すべきだと言ってしまえばそれまでなのですが、そこは置いといて…

迷惑客役の金田明夫さんの演技も好き。
金田さんって、声だけ聞くとものすごいイケメンですよね。
映画の吹き替えで聞く金田さんのセリフの言い回しがものすごくかっこよくて、大好きです。

千石さんみたいに面倒くさい客を追い出せたらかっこいいなと思うんですけど、どうでしょうか?なかなか難しいかな?

東京都がカスハラ防止条例を作ろうとしているみたいですね。

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実際に困っている人がいるからこその条例だと思うので、特に反対はしないけれど、どこで線引きするのか、罰則は作るのか、作るならどの程度のものなのか、とても難しい。

あまり法律でぎちぎちにすると、窮屈になりそうな気もするし。

世間の風潮として、お店側がお客さんを選べる雰囲気があったら良いなと思うんですよ。
例えコンビニの店員でも、自分の仕事に誇りを持ち、そして気に入らない客は徹底的に排除できるような感じ。

千石さんみたいに、何かかっこよいセリフを叩きつけて(笑)。

日本だったら「お客様は神様」なので、

「お客様は神様です。あなたが神様なら、お賽銭を100円あげるから、私の願い事をかなえてください。」

とでも言って、100円玉を投げつけて、二度と来るな!それが私の願いです、と「願い事」を言い放つ。

私は二度と来るな!とまでは言ったことないけど、こんな店二度と来るか!と怒っていた客に対して、そうですか、それは残念です、と謝ることなく送り出したことはありますよ。
気難しくて面倒くさい人だったので好都合だと思っていたのですが、その時は翌日になって、私の間違いでしたと謝りに来ました(かなり高齢のおばあちゃん)。

まぁ、そういうのは、そのお客さん分の売り上げ、さらにもしかしたらそのお客さんのお友達の分の売り上げが減っても屁でもないと思えなければかなかできないことですけれども。

がんばりましょう。

王様のレストランの千石さん、とてもかっこよかったのですが、一つだけ違和感が…。

半袖のシャツを着るシーンがあったのですが、それにしても腕が細すぎる。
いくつものお皿をいっぺんに運ぶギャルソンが、そんなに腕が細いなんてありえないと思ってしまった。

あと、一人で涙ぐみながらメリージェーンを聴く場面があって、何とも言えず可笑しかったです。


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Amazonの商品ページは、これをおすすめしていると言うわけでもなく、ましてや売り付けようなんて気持ちはサラサラ無くて、ただ面白そうだからというだけのことです。