こないだの長く息を吐く健康法が、もしかしたら吃音にも効果があるのではないかと思ったこと

こないだの息を長く吐くダイエット法についての記事ですが、タイトルを変えてみたものの、未だにアクセス数が伸びています。
これはあくまで当社比でございまして、もともとがとても少ないアクセス数なので、たとえ2倍3倍、10倍になったとしても、実際には大した数ではないのですけれども。

 

tohost3250303.hatenablog.com

で、思い出したことがあったのです。

私は学生の頃に、いくつかの民間の吃音矯正所に通っていました。

どの矯正所も確実に改善できたという実感はなくて、実際に治ったという人に出会ったこともありません。こんなのインチキだと怒っていた人がいれば、練習が十分ではないと反省していた人もいたり。

どこもけっこうお金がかかるのに、はじめから絶対に治るなんて思わないのに、それでもいくつかはしごして通ってみたのは、何となく面白がってという感じだったと思います。こんなことだから、この歳になってもぜんぜん改善しないのかもしれませんね。

それでどこの矯正所もそれぞれ微妙に言っていることが違うのですが、いくつか共通点もありまして、大体がお腹に力を入れてゆっくり発音しましょうというもの。呼吸もお腹に力を入れて行うのです。

理屈としてはこんなことを聞かされます。吃音は緊張していると起きやすいという前提で(実際には緊張していなくても起きます)、緊張している時は横隔膜が上がって呼吸が浅くなっているので、その横隔膜を下げることによって緊張を取り、さらには発話するのに十分は空気を肺に入れることができるというもの。

でも、実際には、横隔膜が下がって緊張が解けたとしても、肺に十分な空気があっても、しゃべれない時はしゃべれないのです。多くの吃音者は、これでこの方法を諦めてしまいます。

それで今回、ロングブレスを自分でやってみて、吃音矯正で教わったお腹で呼吸するのとなんだか似ているなと思ったんですよ。

お腹で呼吸すると言っても、みんな知っている腹式呼吸ではなくて、もっと下の方の、おへその辺りに力を入れる丹田呼吸というやつです。

 

美木氏がこのロングブレスをやり始めたきっかけですが、ものすごい腰痛で悩んでいて、その対策として始めたということですね。
腰痛を改善するには、インナーマッスルを鍛えると良いということですが、鍛えようにも痛くて体を動かすことができない。自分なりに調べて、身体を動かさなくてもインナーマッスルを鍛える方法として、あのロングブレスにたどり着いたということです。

こないだの記事に「初めて見た時は、美木さんが何かに洗脳されてしまったかと思った」とブコメをいただきましたが、私もかなりの衝撃をもって見たことを憶えています。何かヤバい方へ突き進んでいくのではないかと。

でも美木さんは、かなり正気だったみたい。本当に腰痛が辛かったって言ってましたからね。

昨日の記事にも書いた通り、もしかしたらこのロングブレスは、インナーマッスルの筋肉にあるミトコンドリアに作用して、エネルギーを産生するのではないか。

美木さんは腰痛に対してのアプローチでしたが、民間の吃音矯正所をやっている人は、大半は自らが吃音で苦しんだ経験のある人です。自分が考案して効果のあった方法だったからこそ、その方法を用いて矯正所を経営しているわけです。

ほんの少しでも良心がるなら、少なくとも本人には効いた方法であったはず。

決してインチキとかいう類いのものではないと信じたい。

このお腹(丹田)に力を入れて呼吸、発話することは、丹田付近のミトコンドリアでエネルギーを作り、丹田から脳へと繋がる神経を整えるのではないのかなと、今回のロングブレスの話を聞いて、そんな風に思いました。

リップロールというボイストレーニング方法があります。

これもまたやってみると、お腹の辺りの使い方がロングブレスとよく似ているんですよね。口で強くブーって息を吐いていると、自然と丹田辺りに力が入ります。ほぼロングブレスと同じだと言っても良いくらい。


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ひろこクラブ、大好きです💛

そして、これをやるだけで、ずいぶんと声が出やすくなるのですよ。このリップロールをやった後にすぐ歌を歌ってみると、よく声が出るし、音程をキープしやすくなります。

これも丹田を刺激することにより、脳の神経、とりわけ、言語や発話・発音に関わる神経を整える効果があるのかなと、そんな風に思いました。

 

これからは、こちらの方向でもいろいろと取り組んでみたいと思います。

もちろん今までの栄養についても継続します。

何と言っても、ミトコンドリアでエネルギーを作るのに、エネルギーの素になる脂質や糖質は必要なわけで、さらには脂質や糖質をエネルギー代謝させるための鉄やマグネシウムその他いろいろが必要なのですから。

 

Amazonの商品ページは、これをおすすめしていると言うわけでもなく、ましてや売り付けようなんて気持ちはサラサラ無くて、ただ面白そうだからというだけのことです。