朝の情報番組で、あの長く息を吐くダイエットの話を聞いて思ったこと

※何かのプロモーションをしているつもりはございません。ここで紹介している本をおススメする気もございません。

こないだ、テレ朝のモーニングショーに、ロングブレスダイエットでお馴染みの美木良介氏が出ていました。
最近、本を出して、そのプロモーションのためだったようですけれど、ふと思ったんですけれど、ブログではいちいちプロモーションを含んでいますって書かなければいけないのに、テレビではそういうことを表示しなくて良いんだな、と思ってしまった。
ま、テレビは民放では、ほぼどの番組も、何かのプロモーションみたいなものではあるけれど。

ロングブレスダイエットを知らない人はこちらをどうぞ。


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正直なところ、私はこれをバカバカしいと思っていたんですよ。こんなことで痩せられるはずないって。仮に痩せられるとしても、もっと効果的な方法はいくらでもあるはずだってね。

今回、番組では、痩せる効果だけではなくて、パーキンソン病や不眠、尿漏れなどまで言及していました。

詳しい内容はここでは特に書かないですけれど、最近読んだ本に共通性を感じました。

 

 

もしかして、このロングブレスというのは、ミトコンドリアを活性化させる方法の一つなのではないかってね。

ミトコンドリアは細胞の中にあって、脂質や糖質からエネルギーを産生します。
よく、老化は筋肉量が少なくなっているから体を動かしましょう、筋肉を付けましょう、減らさないようにしましょうというけれど、いくら筋肉があっても、エネルギーを作れなければ身体を動かすことはできないのです。
むしろ大きすぎる筋肉はたくさんのエネルギーを必要とします。十分にエネルギーを産生できなければ、かえって身体が動けない原因になってしまう。
有名なところでは、元プロボクサーのモハメド・アリパーキンソン病でしたね。ものすごいアスリートです。筋肉はたっぷりあったはず。でも、大きな筋肉が故に使うエネルギー量も半端なかったはず。筋肉が大きくて、必要としているエネルギー量を産生できなくなっていたのではないか、そんな気がしています。私はあくまで素人です。自分が読んだ本の中からの推論に過ぎないのですけれども。

美木氏は番組の中で、このロングブレスがパーキンソン病に効果があったとしているとし、「薬に頼らずパーキンソン病を改善する方法」のセラサイズでは、ミトコンドリアを増やして活性化させることでパーキンソン病の改善につながるとしています。また、モデルさんがきれいすぎて買ってしまった「ねじれ筋のばし」の本では、ミトコンドリアを増やして活性化させることで痩せちゃうというのですが、なぜ痩せるかと言えば、エネルギーを作り出して贅肉をより消費しやすい身体になるからです。

これほどいろいろな分野で「民間療法」が効果を出している(らしい)というのに、これを医学界の人達が放っておくのはもったいないと思うんですけれどね。もっとこの方向で研究をやったら良いのにって。

よく栄養療法の藤川徳美医師が言ってるんですよ。医学書よりも一般書の方がよほど参考になるって。頭がぎちぎちに固まっている医者なんかよりもずっとね。

何に効果があって、何に効果がなかったか、科学的に立証して最適解を出すことができれば、パーキンソン病を初め、同じことが原因で起きている病気で苦しんでいる人の役に立つはず。
よく言われるのが、医者にとってはそれをやっても金儲けにならない。高い薬を処方した方が収入が増えるというもの。それが本当なら、なんだかなぁという気持ちです。

スーパーで働いていた時に、アルバイトに高専の学生がいたんですよ。
コンピュータのシステムの開発を専攻していました。
コンピュータ関連のことならなんでも彼を頼りにしていました。
例えばデータ入力なんかでも、ふだんやり慣れないパートのおばちゃんの数倍も早く、そして正確でした。特に決算、棚卸の時は頼りっ放しでした。
(彼は高専を卒業後、かなり難しい大学に編入して、その後IT関連の会社に就職しました。)

棚卸の集計をしていて一息ついた時の雑談で、高専の話になったんですね。
高専と言えば有名なのが、ロボコンですね。


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頑張れロボコン、デンガラッタデンガラッタ ♪
ではなくて、ロボットコンテストの方。


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パートのおばちゃんたちが、あれ面白いよねー、スゴイよねー、って話をしていたんですけれど、彼は小馬鹿にするように、あんなの大した技術じゃないんですよ、自分はもっとすごいことをやってるんですよ~みたいなことを言い出して。

確かに彼がコンピュータの話を始めると私は全く理解できなかったし、ものすごいことをやっていたのでしょう。

そして確かにロボコンは最先端の技術ではないかもしれない。

でも、今目の前にある課題を解決するトレーニングはとても大切だと思うんです。
原始的なレベルでも、創意工夫で解決できることはいろいろあるはず。

彼が言うレベルが低いというのとは、全く別次元のことだと思うのですよ。
彼にも何気にそういう話をしたんですけれど、どうも理解してもらえなかったようでした。

もしかして、医学の世界でもこんなことが起きているのではないのかな、そんな気がしてきました。

つまり、医学の研究者は、遺伝子のゲノム編集やら、新薬の開発やら、その他いろいろ、最先端のことには夢中になっていても、医療の現場で起きている簡単な課題には興味がないのではないかって。

これまで難病と言われてきたものでも、もしかしたら少し生活習慣を変えたり何か効果的な運動により改善できるかもしれない。そういうことには興味ないのではないのかな。むしろ、そういう「レベルの低い」ことを言う人を蔑んでいる。

そんな気がしてきました。

まぁ、私はたくさんお金を持っていないので、何か病気にかかっても最先端の治療を受けることはできないし、痛みさえ抑えてもらえば。あとはゆっくり死んでいく方を選ぶかな。
それ以前に、死ぬ瞬間まで自分のことは自分でできる、つまりはピンコロを目指していきたいと思います。