生きることは変わること

日曜日の夜は、最近はドラマ「アイのない恋人たち」を見ていたんですけれどね、だんだん見ていて苦しくなってきたので、スパっと見るのをやめたんですよ。
ただの娯楽作品で良いのに。ニヨニヨしていたいだけなので、何かを学びたいなんて思っちゃいないし、やさぐれ男と拗らせ女の恋愛事情はどうでもよくなった。
チャンネルを変えたら、NHK-BSでドラマ「舟を編む」をやっていて、これ、とても面白い。

私の場合、ドラマというものは、大抵は女優さんを見てニヨニヨしたいというのが一番なのですが、このドラマでは池田エライザよりも、野田洋次郎のキャラクターがとても面白かったのでした、

大好きな「遺留捜査」の糸村君(上川隆也)にも通じる感じかな、

自分の興味のあることにはとことん突き進むが、それ以外のことは弱い。弱すぎる。
時には周りを振り回しちゃうんだけど、周りの人の理解に支えられて?、自分の強みを最大限発揮して、大活躍しちゃうんだ。
自分もどちらかと言えばそちら側の人間ってことに近年気がついた。
気がつくの遅すぎ。
何で自分の考えは理解されないんだろう?っていつも思っていたけれど、それを吃音のせいだとばかり思っていたけれど、もっと早く気づいていたら少しは楽に生きてこれたかもしれないな、とは思います。
とは言え、野田洋次郎の馬締君も上川隆也の糸村君も、周りが理解していようがしていまいが関係ないという強さがあって、それは私にはなかったな。もっと鈍感でいたかった。

こういう人は、この人の強みをうまく使ってくれる人がそばにいることによって、もっともっと輝くことができる。
こういう人はけっこういると思うのですよ。
しかも、大抵は、使えないヤツ、使いにくいヤツという烙印を押されてくすぶってる。
でもそれは使う側の都合の問題であって、彼ら側の都合に合わせてやったら、ものすごい力を発揮する可能性がありますよ。(と思いたい)
世の中の経営者、管理職の皆さま、どうぞよろしくお願いしたします。

で、このドラマのある場面の中で、アンパンマンでお馴染みのやなせたかしさんを辞書に載せるかどうかが話題になったのですね。
辞書にはまだ生きている人は掲載されないのだそうで、その理由は、生きていれば名前が変わるかもしれない、職業が変わるかもしれないということ。
長く残る辞書には、そういう変化をするものは載せられないのだそうです。

それを聞いたみどり(池田エライザ)が呟きました。

変わるってことなんだ、生きるって

わーってきちゃった。私の心の中で響き渡った。
ここでこんなセリフが出るんだな。
原作にもこのセリフがあるのかな?

すごいセンスだなと思った。

馬締君(野田洋次郎)は、やっぱりというか何というか、この言葉をメモするのでした。

生きていたら変化は当たり前。
変化を恐れずに生きていけたらなと、そう思ったのでした。

 

※いつもなら、Amazonの商品ページは、これをおすすめしていると言うわけでもなく、ましてや売り付けようなんて気持ちはサラサラ無くて、ただ面白そうだからというだけのことなのですが、今回は何となく原作を読んでみたいと思ってしまったのでした。

そうそう、どうでも良い話ではあるんですけれど、こないだ、私の女性のタイプについてブコメをいただきました。
ものすごく守備範囲が広いというか、なかなか統一性をもって絞ることはできないのですが、芸能人でどうしても一人挙げるとしたら、いしのようこさんでしょうか。

リアルタイムでは見ていないけれど、昔の志村けんさんとのコント、面白過ぎ。

 


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ずいぶんと前になりますが、お昼のドラマ「おかみさんドスコイ」を見て以来、大好きです。容姿というよりも、声とか話し方が好き。