朔日詣で~思いがけずいいものを見せてもらいました。

11月1日(月)

朔日詣でも3回目になりました。全てなる (id:nantoka-naru)さんの真似っこです。

nantoka-naru.hatenablog.com

今のところ明治神宮にお参りしています。
明治神宮ですと、家から歩いて3時間以上かかります。もう少し近いところでも良さそうなものですが、ご近所ですと知り合いにばったり会ってしまいそうで嫌なんです。それに、明治神宮は朔日詣でを始める前から、ときどき行っていましたので、なんとなく愛着があったのです。
今のところ、諸々の事情で、歩いて(公共交通機関を使わずに)行ったことはありませんが、いつかやってみたいと思っています。

何の予備知識もなくてお参りしたのですが、秋の大祭の期間でした。
参道には菊花展の展示がしてありました。菊の鉢植えです。
都立園芸高校の生徒さんの作品も名前入りで展示してあって、高校生にして明治神宮に自分の作品を名前入りで展示できるなんて、とても良い体験しているよなぁとちょっぴり羨ましく思いました。素人目ではありますが、他の方の作品と比べても引けを取らないくらい、とてもステキでしたよ。あぁ、写真撮っておけばよかった...

本殿まで行くと、手前にお賽銭箱がしつらえてあって、え?なんだろう?と思ったのですが、普通に柏手を打って拝んでいたら、耳元でドォー――――ンとものすごい太鼓の音。一体何?何?
どうやら外拝殿というところで能・狂言が始まるらしい。
コロナ禍で特設舞台は設置しないのですが、柱の隙間から覗き(笑)見ることができました。お能狂言の違いすらも判らないズブの素人ですが、初めての体験でしたので、ちょっと目がキラキラしてしまいましたよ。
それにしても、遠くから観ているので言葉がはっきりと聞き取れないのです。そこにきて上空でヘリコプターの音。何とかならんかなぁ。法律的には問題ないのかも知れませんが、少し配慮があっても良いのかなと思ってしまいました。

ここでは職員の方や警備のお巡りさんでも、鳥居をくぐる時や本殿の前を横切るときなど、必ず脱帽して礼をします。とてもステキだなと思って見ていました。私も、髪の毛を自分で切ったものだからちょっと恥ずかしいのですが、ポイントポイントではちゃんと脱帽で礼をしてきました。とても心が引き締まる思いです。

感謝の気持ちだけお伝えして、何かお願いはせずに終わりにしました。

せっかくここまで来たのですから、新宿の方まで足を運んでみました。
ずっと気になっていたものがあったのです。それは京都の鯖寿司です。なぜだし巻き卵と一緒なの?

ミケうさぎ (id:mikeusagitan) さんのこちらの記事をご覧ください。

www.mikeusagi.com

以前に献血の後に本格的な、できれば京都の鯖寿司がどうしても食べたくなって、新宿のデパ地下を彷徨って、探したのですよ。見つけました。でも、なぜかだし巻き卵との詰め合わせ。詰め合わせだけ。私は鯖寿司だけ食べたいと思っていたのに、しかもたまごと一緒でこんなに高いの?と、ちょっとぼったくってんじゃないの?などとせこい根性がメラメラと沸きあがってきてしまったのです。結局その時は、やっすいのを探して食べたのですが、そのなぜ?という疑問は解消されなかったのですね。
その時に読んだのが、上のミケうさぎ (id:mikeusagitan) さんの記事で、その疑惑が晴れたのです。このだし巻き卵というのは特別らしい。
そうなってくると、今度はどうしても食べてみたくなりますよね。
普段ならこんなに高いもの、買ってみようなんていう気持ちにはなかなかなれないのですが、この日は特別な日。この日を逃したら、今度いつ買ってみようという気持ちになるか分かったもんじゃない。またデパ地下を探しましたよ。

自分の記憶では、前に見つけたのは伊勢丹だと記憶していたんです。でも伊勢丹には焼鯖寿司のお店はあっても、酢で〆た鯖寿司のお店がどうしても見つかりませんでした。
余談ですが、伊勢丹はスゴイというかビックリというか...
デパ地下の魚屋さん巡りをするのが大好きなのです。高くてなかなか買うことはできませんが、目の保養みたいなものです。
だってねぇ、秋刀魚が1匹2000円ですよ、奥さん!!!税込みで2160円!!!おいおい、一桁間違ってるんじゃないの?
デパートって、デパ地下の食品売り場の値段を見れば、そのデパートがどういった客層をターゲットにしているのかよ―――――くわかりますね。私にゃぁついていけません。

で、次は高島屋のデパ地下へ。
ありましたありました。それも大徳寺さいき家さんの鯖寿司。

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自分でいうのもナンですが、私が作る鯖寿司、とてもおいしいです。
スーパーで売っているやつなんか比べ物になりません。だって、みんなお砂糖を使い過ぎていて、魚もシャリも甘すぎて、ぜんぜん素材のおいしさが伝わってこないんですもの。
私が作るときはですね、お砂糖を一切使わないのです。旬の脂ののった鯖は、お砂糖を使わなくても、脂でほんのりと甘いです。それだけで十分。シャリも甘くしなければ、鯖のおいしさがダイレクトに伝わってくるっていうものです。
でもね、この鯖寿司を食べて、少し考えが変わりました。
なんと言うか、私が作る鯖寿司は、ただただお魚のおいしさなのです。
一方で、さいき家さんの鯖寿司は、魚にもシャリにもしっかりと味をつけているのに、それがうまく調和しているという感じですかね。味にとても一体感がある。そこに来てだし巻き卵です。しっかりした味付のお寿司の口直し(←これがふさわしい言い方かどうかはちょっと自信ない)として、とても良い組み合わせになっているんだなと思いました。鯖寿司もだし巻きもとても上品なお味。この組み合わせは間違いではないなと、なぜか上から目線で食べている私なのでした…