読書の記録 2022/29週 7/11(月)~17(日)

今週借りてきた本は何もないので、先週の本から。

先週買ってしまった本

生命を守るしくみ オートファジー 老化、寿命、病気を左右する精巧なメカニズム 吉森保著

先週、この本の著者が出ているテレビを観てしまって、興味を持って買ってしまった。

難しそうなテーマですが、ブルーバックスなら私でも読めるのではないかと思ってしまったのは大失敗でした。
単語を覚えられないと大変なことになります。言葉の暗記がとても苦手な私には、とても難儀な本です。

専門用語がバシバシ出てきて、もちろんそれについての解説はあるのですが、その場で覚えられないと先に進んでもチンプンカンプンなのです。
これはノートをとりながら読まないと、頭に入ってきそうもありません。
とりあえず、ノートが準備できてから、読み直そうかと思っています。

また、オートファジーが起きるには、軽く飢餓状態を作ることになるのですが、その時にはケトン体を作るために、皮下脂肪の脂質が肝臓に運ばれる。これが原因で、脂肪肝になるリスクが上がるのだとか。

最近興味を持ったケトン食は、やはり危険なものなのか?

 

先週借りてきた本から

読了 Dr.白澤の頭は1日でよくなる ケトン食でできる子に 白澤卓二著

ケトン食について、サラッと読めるような本はないかと借りてきた本。

これまでに読んだ本には、ケトン食は特定の病気のための食事法であって、危険を伴うので、医師による指導の下、慎重に行わなければならない、そういう書き方をしていました。
一方で、この本はあまりにも楽観的すぎます。
この温度差はなんだのだろう。

また、読み終わって振り返ってみると、この本で紹介されている食事法は、ケトン食と言うよりも糖質制限食であって、私が今までやろうとしてきたこととそんなに差がない。
もっと、油をなめるような食事になるのかと思いきや、ただの糖質制限、高タンパク食。

少し拍子抜けしました。
これでもケトン体はできるのだろうから、ちょっと頭の回転を良くしようと試みる程度のことなら、これでも十分なのかもしれない。
でも、私の目的は、そのちょっとのところではないんだな。

実際に、今、しっかりと糖質制限の食事をすると、エネルギーが足りないのがはっきりとわかる。タンパク質からでも糖新生で糖ができるのは確かだけれども、効率が悪すぎてエネルギー不足になってしまうのです。
これには脂質を摂ることが必須になってくる。脂質をとった方が体は動くし、脳の回転も良いという実感はある。
私が知りたいのは、ここなのです。脂質を摂ることについて、安全な方法、その効果。そしてこれが脳のエネルギーとして、どのような働きをするのか。

 

結局、この本と前出のオートファジーの本と、何か整合してくる部分が見当たらなくて、迷子になってしまったという感じです。
頭の中ぐちゃぐちゃ。
以前に読んだケトン食の本も含めると、ケトン食の定義があまりにも広義になってしまって、つかみどころが無くなります。
どの本も医師や医療の研究者の書いた本。
ケトン食という言葉が意味するものについて、統一した見解はできないものかなと、そんなことを考えてしまったのでした。

 

今週は以上です。