笑う犬、しゃべる猫の正体?

このところずっと、糖・糖質をあまり摂らないようにしています。
少し考えるところがあって、自分の身体で実験しているものです。100%完全に糖を否定しているものではありません。甘いものは好きですしね(笑)。
こないだの記事にも少し書きましたが。糖が人間の知能の発達に大きく貢献してきたのは確かなことだと思います。ただ現代になって、今まで人類が経験したことのないほど、糖の量の規模がとても大きくなってしまったということだと思います。
たぶん、多くの慢性病が、この糖を制限することで、ある程度の改善が見込めるのではないかと思っています。

さて、糖が人間の知能の発達に貢献したのは、アダムとイブの禁断の果実・りんごなのでしょうか?
以前に読んだ本では(タイトルを忘れてしまった)、それは実はさつまいもなのではないかと書いてあって、とても興味深かったです。
さつまいもは、生のままで食べてもあまり甘さを感じるものではありません。
たまたま山火事かなんかで芋が焼けてしまって、これを人間が食べたら甘くてうまい。
それから火を使えるようになった人間は、この甘さをもっともっと求めるようになっていく。
火を使えるようになったことが、糖の摂取を急加速させたのではないかって。
ここが人間の知能を高める分岐点になったのではないかって。

最近、外出時に携帯しているのは「カラスの教科書」という本です。
ずいぶんと前に、本屋さんでタイトルだけ見て買ってしまった本。
その時は、カラスの学校みたいなものをイメージして、大人のカラスが子供のカラスに何か教えるというようなイメージを持って興味を持ったのですが、まぁ、簡単に言えばカラスの生態を書いている本です。

カラスって、身近過ぎるし、ぜんぜん絶滅の危機もないし、どこにでもいるしで希少性がないため、あまりこいつを研究しようっていう人はいないそうなんですね。
著者の人はちょっとへそ曲がりなのでしょうか?(笑)
カラスが大好きなんだそうです。

私もカラスってかわいいなぁと思っていましたが、この本を読み進めてカラスのことを知るうちに、もっとかわいいなぁと思うようになってしまった。
著者の術中にはまってしまったといったところでしょうか。

この本とは関係ないのですが、カラスって知能が高いって言われますよね。

これってなぜ高いの?

そう思ってしまったのです。
チコちゃんに問い詰められてしまっているような気分です。
ボーっと生きてるんじゃねぇって(笑)。

もしかして、人間の近くに住んで人間の食べ残し、つまり人間と同じものを食べているからなのではないのかなって、そんなことを考えました。
人間の脳が進化したのと同じように、糖を摂ることによって知能が発達しているのではないかって。
そのうち人間と同じように言葉を話し、人間の言葉を覚えて話すようになるかもしれない(笑)。というか、そのうちというより、すでに少しずつ始まっているような気もします。

カラスと同じように、人間のすぐそばに住み、人間の食べ残し、つまり人間と同じものを食べているのがネズミ。
ネズミも知能が高いって言われますよね。
これも糖を摂っていることにより、脳が発達したのかもしれない。

まぁ、そう言ってしまえば、褐色のにくいやつ、その名も「G」だって人間のそばに住んで人間と同じものを食べていると言えなくもないし、あまり無責任なことも言えませんが(笑)。

そんなことを考えていたら、ペットとして飼われているワンコ・ニャンコはどうなのよ?ということになりますよね。
ワンコやニャンコに糖や糖質のものはあまり食べさせてはいけないとされていますが、それでも人と一緒に暮らしていれば、どうしても食べてしまいますよね。

脳の容量がそれほど大きくなく、しかも十分な脳のエネルギーがいつも確保できるわけではない野生の動物は、たぶん、そのエネルギーの多くを生き残るための本能、不安感に対する対処でほとんどを使い切ってしまうのではないか。野生の動物ってとても臆病ですもんね。臆病でなければ、生き残れないのです。
でも、ペットとなれば、飼い主さんの愛情たっぷりで育てられれば、エネルギーを不安感に使うこともそれほど必要ではなくなってくる。
そして、少しずつ人間と同じものを食べるようになってくると、エネルギーは余裕ができてくるのではないのかな。
その余剰分を知能の発展に使えるようになったら…。

特にペットとして人間と一緒に長く住んできた遺伝子を持つ動物は、すでに知能が野生の動物よりも高まっているような気がします。
勝手な考察ですが、ときどきネットの動画等であげられている「笑う犬」「笑う猫」なんていうのはその象徴ですよ、きっと。

脳のエネルギーに余裕ができてきたから、そのエネルギーを顔の表情に使えるようになったのではないかって思っています。

ときどきワンコやニャンコが言葉を話しているっていう動画なんかもありますよね。
バカバカしいって思ってしまいがちですが、あれは実は本当にしゃべっているんですよ、きっと(笑)。

これまでに何度も書いていますが、自分の場合、高校生の頃は「100万ドルの笑顔」なんて言われました。これは決して、笑顔がステキ!とかカワイイ!という意味ではなくて、ほとんど笑わないのでとても希少であるということだったのです。
しかも吃音。
どちらも脳のエネルギーが十分でないことによるという可能性が高い。
もともと高スペックな脳で燃費が悪すぎるだけだというやさしい表現をしてくださる人もいますが、そんなものではなくて、たぶん、野生の動物のように不安感が強すぎて、そこで脳のエネルギーを使い過ぎてしまっているのではないかって思っています。
言葉や顔の表情に脳のエネルギーをまわせない。

それなら脳のエネルギーとして「糖」をもっと摂れば良いという話になってしまいますが、困ったことに、糖の摂り過ぎは糖尿病、そしてアルツハイマー病(脳の糖尿病と言われることがあります)の原因にもなりますし、注意が必要です。

実際、私はずっと糖の過剰状態が続いていたと思います。
そのおかげで?若い頃の頭の回転は、ある一部の能力について、尋常ではなかった。
でも今は限界を感じています。そこで糖を制限して実験を行っているというわけです。
というよりも、甘くしないでどうやって満足感を得られるかとか、そんなことを考えるのが楽しくなってしまったから、こうして糖質制限をやっているという側面もあります。もはや健康のことなんて置いてけぼりになっている感さえあります(笑)。

こんなことを考える人はいないかとは思いますが、念のため書いておきます。

この記事を読んで勘違いする人はいないと思いますが、今飼っているワンコ・ニャンコに糖を与えれば知能が上がって笑ったりしゃべったりするようになるなんてことはないです。
仮に糖がワンコ・ニャンコの知能を上げるというのが真実だとしても、それが現実のものとして顔の表情や言語に現れるのは、これから何世代も先のことだと思います。

人間と同じものを食べさせるなら、ワンコ・ニャンコの健康のためにはかなりの配慮が必要になります。
そんなことをする人はいないと思いますが、絶対に甘いものをガンガン与えるのはやめてくださいね。