トマトとバジルでなんとなくイタリアンな親子丼には、やっぱりチーズを入れとくべきでした。

農産物直売所では、できるだけ先入観を持たず、初めから何が欲しいとかはあまり考えず、ただ野菜や果物から発信してくるメッセージに耳を傾けます。
片っ端から野菜を眺めていると、「私を連れて行って!」って言っている野菜が必ずいるのです。
そういうのに出会えたら、後はお財布と相談することにはなりますが、基本、迷うことなく買ってしまうことが多いです。

こないだは丸いズッキーニとバジルの葉っぱが私に語りかけてきました。
どうやって食べるかが問題になります。
丸いズッキーニは日持ちしそうなので、とりあえず買ってしまっても良いかな。
(因みに、すでに2週間ほど経ちますが、未だに台所の床に転がっています。そろそろ食べちゃわないとな。)

さて、バジルはどうしよう?
すぐ後に米粉パンのお店に行く予定がありました。
ピザの生地を買って、シンプルにマルゲリータ(みたいなもの)でも作っちゃおうかな。
バジルちゃん、君を連れて行くよ。

そんなわけで買ってしまったわけなんですけど、その数日後、困った現実にぶつかりました、
なんと、ピザの生地が売り切れ。
その日はいつもよりも早めに行ったので、まさか売り切れになるとは思ってもみなかった。
なんでも、私がピザ生地を買いに来るだろうからと、いつもよりも多めに作っておいたのに、その日は3枚くらいまとめて買う人が続出してしまったのだそうです。
まぁ、小さなお店にはよくあることです。
前日までに電話を入れておけばお取り置きはしてくれることになっているので、買えなかったのは自分の責任でもあるのです。
でもまぁ、売れ残りが出るよりは、品切れになるくらい売れちゃった方が良いに決まってる。
本当に申し訳なさそうにごめんなさいをいうお姉さんには、いえいえ、大丈夫ですよと笑顔で返しましたが、実際のところは、あのバジル、どうしようと途方に暮れていたのでした。

何に使おうか、なかなか思いつかずに時間ばかりが過ぎていきます。
あんなに新鮮だったバジルの葉っぱが、端っこの方が少しずつ黒くなっていく。
そろそろ何とかねにゃあかんな。

以前に鶏むね肉について書いて以来、ほぼ毎日ずっと食べています。
(MEC食はすっかりやめています。チーズの食べ過ぎは、自分にはどうもよろしくないようですので。)

tohost3250303.hatenablog.

ただ、正肉は歯のすき間に詰まって痛いので、挽肉を買って来てだんごにすることが多くなりました。
正肉はオーケーで真空パックのものを買って来て、ときどき食べる感じです。
真空パックなので日持ちはするのですが、油断してハッと気がつくと期限が切れそうになっていることがよくあります。少しくらい過ぎたくらいなら食べちゃいますけど(笑)。

今回も期限すれすれでした。
面倒臭い時は親子丼一択です。
最近はお米はほとんど食べていなくて、毎日1.5合炊きますが、この量でも母と妹が食べ切れない時だけ食べています。
ちょうどごはんもありました。(ロウカット玄米のごはんです)

作り始めた時に、ふと、バジルをねぎや三つ葉の代わりに使っちゃおうと思いつきました。
あ、そういえば、早く使ってしまいたいトマトもある。
このところ、トマトをくりぬいて中に鶏だんごを詰めて、これをきゅうりのすり流しに入れるのがマイブームになっています。
そのトマトをくりぬいた時に出た、トマトの中身です。

トマトとバジルの親子丼。
何となくイタリアンな感じか。

塩、コショー、クミンシード、オリーブオイルで玉ねぎとニンニクとトマトを炒めて、水が出てきたら食べやすい大きさに切った鶏むね肉を投入。
弱火で火が通るまで加熱して、塩とコショーで味を調えて、溶き卵の半量をかけて火が通るまで加熱。
その後に火を止めて、溶き卵の残りの半量とバジルの葉っぱを入れて蓋をする。
あとは卵が半熟になるまで放置。

 

なかなかいい感じです。
おいしかったぁ。

で、最後まで食べた時に気がつきました。
これ、チーズがあったらもっとおいしいのにって。

イタリアンっぽい親子丼。
イタリアンなら、やっぱりチーズかなって。
今度やってみよう。