毎月23日は焼いもを食べる日。
少し前にまる (id:akayamaqueen)さんブログのこの記事を読んでから、ずっと気になっていたんだよ。
お庭にさつま芋を植えて、放置しておいらたら(実際には、旦那さんはある程度は手入れしていたらしいケド)、草ぼうぼう。それでもお芋はちゃんと育って、昨年よりも大きくなったのだとか。
これは自然農法っていうことですよね。
少し前に自然農法の本を読んだことがあるのですが、とても面白かった。
あの、トンデモの内海先生の本です。
内海先生と自然栽培農家の方たちの対談をまとめたもの。
例えば、普通なら作物に栄養を十分に行き渡らせるため、雑草は取り除くところなんだけど、自然農法ではそれをやらない。生物の多様性があった方が、丈夫に育つ。
作物が取れたら、そこから種をとってまた撒けば、だんだんとその土地に順応して行くのだそうです。芋の場合は、種いもということになるのかな。
例えば、栄養のない土地なら、深く深く根を張って、地下の奥深くからまで栄養を取り込もうとする。干ばつの多い土地なら徐々に干ばつにも適応してくるし、水害の多い土地なら、根を強く張って、流されないようにがんばるようになるんだって。
自然の成り行きに任せた方が、時間はかかるけれど、少しずつ少しずつたくましくなってくる。なんだか、人間も同じなのかな~なんてじんわり。
実際にまるさん宅のお庭でもそんなことが起こっていたようで、昨年よりも大きく育った。
こんなの見ちゃうとなんだか愛おしく=食べたくなっちゃうじゃないですか。
食べるんかーい?
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で、自然栽培野菜のお店に、買いに行きましたよ~。
紅あずま。100g60円(税込み)でした。
思ったより高くなかったので、ホッとしました。
ただねぇ、私としては、少しでも短時間で焼き上げたいので、少し小さめのものが欲しかったんですよ。
でも、み~んな立派なのばかり。
一番小さいのを選んでも、こんな感じでした。
これで800gくらい。
まあ、仕方ない。
12月23日は祖母の命日でもあります。
おはぎも食べなくちゃいけない(笑)。
さつま芋をこんなに食べてしまっては、いくらなんでも食べすぎやろ。
半分くらい残して、残りは次の日のクリスマスケーキにでも使うかな、なんて考えていたんですけれど...
◆
濡らした新聞紙を巻いて、アルミホイルで包んで、オーブンで焼きました。
どのくらい焼こうかと考えていたら、うちのオーブンは90分までしかタイマーがなかった。
それでとりあえず180℃で90分。
焼き上がりを爪楊枝で刺してみたら、太い方はまだ少し固い。
太いほうだけ30分余計に焼きました。
切ってみた瞬間からわかるものすごいホクホク感。
最近、ねっとり系・しっとり系の焼いもばかり食べていたから少し嬉しくなりました。
スイーツで使うならしっとりの方が使いやすいのですが、焼いもで食べるなら、ホクホク系の方が好き。
こりゃお茶を用意しなくちゃならんなと思ったのですが、ちょっとつまみ食いしてびっくり。
確かに口の中の水分を奪うのですが、どういうわけか喉の通りはすごく良いのです。
サラサラ系と名付けたいくらい。
甘さは少し控えめ。
でも、ただ甘いだけではなくて、いろいろな味が感じられます。
こんなおいしい焼いも、生まれて初めて食べた。
めっちゃおいしいです。感動しています。
残りをスイーツになんて考えていたけれど、それはもったいないな。
そのまま食べたい。
残りは冷やして食べてみようかな。冷凍しても良いかも。
…なんて考えているそばから、やっぱり味変は試してみたくなるのが人の性というものでして…
芋焼酎と自家製甘くないアイスクリームで試してみました。
アイスクリームはなくても良かったかも。
でも、芋焼酎を染み込ませたお芋は、やっぱりおいしいな。
この食べ方、クセになりそうです。
さて、翌日はクリスマス。
焼いもクリスマスケーキは、安売りのいつものお芋で作ることにします。
ホントカヨ?
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なぜ毎月23日に焼き芋を食べるのかは、こちらをどうぞ。