私が何となく無印を選ぶ訳。

ずっと室内着兼パジャマとして活躍していた某スポーツブランドのスエットパンツの膝に穴が開いて、それでもどうせ家の中で着るものだし、まだいいかってしばらくはいていました。
中学生の時に買ったものですので、すでに40年経っています。
なんと物持ちの良いことよ。でも、昔の物って丈夫ですよね。

膝の穴がだいぶ大きくなってきまして、生地も擦れてだいぶ薄くなってきましたし、さすがにそろそろ新しいのを買っても良いのではないかと、いろいろと物色していたのです。で、見つけたのが無印のスエット。上下で1990円(税込み)で売っていました。なんだかずいぶんと安くなったものですね。
無印は最近、どんどん値下げしているようですが、大丈夫なのでしょうか?なんだか心配になってきます。取引先を苦しめてないかなとか。

少し前なら、私はシャツは長袖しか着ないので、夏に値引きになっているものを狙って買っていました。でも、今なら通常の値段が少し前の値引きの値段と変わらないのです。
品物によってはあまり値下げしていないものもあるようですが、全体としてかなり安くなった印象があります。

何となく、最近は、服を買うならまずは無印のものを考えます。

なんというか、余計なお世話デザインが、とても苦手なのです。
メーカーやブランドのロゴとか、ポロシャツの胸のワンポイントとか、Tシャツなんかでも、アルファベットで何やら書いてあるやつとか。日本語だから大丈夫というわけでもありません。やっぱり、日本語で大きく「青春」とか「若者たち」と書いてあるようなTシャツを着るのはとても恥ずかしい(笑)。*1

そんなわけで、高校生の頃は、某量販店でセールで買ったスタジャンの胸のロゴが気に入らなくて、外してしまったり、ポロシャツの胸のポケットをとって着たりしていたものでした。
文房具などでも、余計なデザインのないものが欲しいなといつも思っていて、ときどき鉛筆等は無印のものを使っていましたね。

それが無印を選ぶ理由な訳ですが、それならユニクロだって同じようなものかも知れません。

ユニクロが出始めたころ、すごくいいなと思っていたのですよ。
本当にシンプルで、商品というよりもただのモノ。ただ、どういうわけかとても敷居が高かった。当時から不安障害を抱えていたのかも知れません。
そんな私を察したのかどうかは分かりませんが、頼んでもいないのに、妹がいろいろと私の服を買ってきたことがあります。ユニクロで。

チノパンをはいて、とてもいい感じだと思ったのです。
当時の私は、筋肉質ですが太っているわけでもなく、とても体にフィットしていたのです。それが、しゃがんだ瞬間、ビリッ!
お尻のところが、真っ二つに破れてしまいました。
何度でも言いますが、決して太っていたわけではないのですよ。ほぼ今と同じ体重でしたから。チノパンは2枚買ってあったので、もう一枚もはいてみてしゃがんだら、やっぱり破れました。
それ以来、もうユニクロはやめようと思ったのでした。
ちなみに、その時に一緒に買ったフリースは、もう30年くらい前のものですが、今でも現役です。

どうも、服を買いに行くのが苦手でして、昔は親戚が横浜で紳士服のお店をやっていましたので、多くをそこで調達していまして、その頃は特に困るようなこともありませんでした。
ところが、叔父が体調を崩し、従弟たちはすでに独立して就職していましたし、そのお店が閉店してしまったのですね。
そこからは、自分で服を買いに行かなければならなくなってしまったわけです。

そうなると、余計なお世話デザインのない服、ということで真っ先に思い浮かんだのが無印だったわけです。ユニクロは自分の中ではすでに除外されていましたから。

世の中には無印のことを世田谷自然左翼御用達ブランドのように思われている方もいらっしゃるようですが、いや、私も正直なところ、そのクチだったかもしれません。もしも、親戚のお店が閉店していなかったら、無印の方へなびくことはなかったのかも。
でも、実際にお店に行ってみると、ユニクロで感じたような敷居の高さはなくて、割とすんなりと入って行くことができたのです。当時は不安障害真っ只中でしたので、普通にスーパーに買い物に行くことさえままならなかった状態だったのにです。自分でもとても意外な感じがしたものです。

とりあえず、何でもない白いシャツを買って着てみました。それがですね、フィット感、サイズ感、肌触り、どれもとても良いのです。私の好みでした。
私は体にぴったりとフィットする服を着たいとずっと思っていたのですが、一時はとても太っていて、ピッタリの服を着ると体が動かなくなってしまったのですよ。無理に動けば、ユニクロのチノパンのように破れてしまいそうですし。
それが今の痩せている状態では、無印のシャツの、少し細身の感じがとても心地良いのです。動いても破れそうもないし(笑)。

それ以来、服は無印のものがファーストチョイスになりました。

下着のパンツでも、ゴムが締め付けないタイプのものを買ったら、体にぴったりフィットするのに、本当に全く締め付け感がないのです。私は締め付け感のあるものですと、気持ち悪くなってしまうので、どうしても少し大きめのものを選んでいましたが、その大きめの感じも実はあまり好きではない。それ以来、下着も無印のものを買っています。(今はどれも締め付けないものになっているようですね)

そしてジーンズは予め丈が詰めてあるので、サイズを見るだけで、試着もせずに買うことができます。欲を言えば、あと1~2㎝長いといいのになとは思いますが、ほぼ気にならない長さです。

あとは、さらに欲を言えば、靴下のサイズをもう少し大きなものを作ってくれたら嬉しいなとは思っています。特に、5本指の靴下は、洗濯すると指の部分が詰まって、少しきつくなってしまうのです。外を歩く時は、それでもあまり気になりませんが、家でゆったりしている時はこの締め付け感が少し嫌かな。でも、家では、冬でもなければ靴下をはくこともあまりないので、まぁ、大丈夫です。

服は同じものを3~4枚くらい買って、ローテーションで着ています。そうすると、無印の場合、だいたい1年でダメになります。私の場合は、たくさん歩いていますので、それくらいの寿命でも仕方ないかなと思っています。ちなみにスニーカーは無印ではありませんが、1年で靴底に穴が開きます。

だんだんと取り留めのない話になってきてしまって、どうやってこの記事を終わらせるか、悩んできました。どうしよう。

今のところ、服は無印の物ばかりを買っていますが、雑貨や食品を買うことはまずありません。
今まで、無印のアプリを使って、マイルを貯めたり、ポイントをゲットしたりとか、そういうことがとても恥ずかしくてできなかったのですが(笑)、最近、ようやくアプリをダウンロードしました。なかなか慣れなくて、店員さんを困らせているかもしれません。
もしかしたら、これを機会に、雑貨や食品まで手を出すようになってしまうのかな?と少し心配しております。

以上です。

*1:私が大好きなサッカークラブ、ユヴェントスの言葉に意味は、青春とか若者たちという意味です。こちらを参照→自分の葬式について - 通りすがりのものですが