読書の記録 2022/38週 9/12(月)~18(日)

やっと読み終わった「『糖質過剰』症候群」と、やっと読み始めた「肥満・糖尿病の人はなぜ新型コロナに弱いのか 『糖質過剰』症候群Ⅱ」。
「肥満・糖尿病の人は~」の方は、最後まで読み終わらないうちに、貸出期限が切れそうです。

www.kobunsha.com

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著者の清水泰行医師は、糖質制限を推奨しています。推奨と言うより、主張と言う方が合っているかもしれない。できればやったほうが良いのではなくて、絶対にやるべきだと。

その前提の下で読み進めなければならないのでしょう。
著者によれば、多くの病気、と言うよりもほぼ全てと言っても過言でないほどの病気、体の不調が糖質過剰によるものだとしています。

糖尿病や肥満は分かりやすいですね。認知症うつ病やその他の精神疾患、心臓疾患、血管の病気、がん、子宮筋腫、生理痛、不妊症、自己免疫疾患...などなど。

それらを「糖質過剰症候群」と一括りにして、どれも糖質過剰が直接、あるいは間接的な原因なのではないかとしています。
たくさんの論文を取り上げて、エビデンスを提示している一方で、まだ解明されていないところは著者なりの想像の部分もある。
著者が糖質制限に偏向している以上、無理やりこじつけていると思わせないためにも、あまり風呂敷を広げないで、事実だけを書いた方が良かったのではないかと思ってしまった。

未だに糖質は摂り過ぎなければ身体に良いものと考えている専門家もいる中、事実だとわかっている以外のことを書いてしまえば、突っ込みネタ満載になってしまう。
まぁ、私としては、糖質制限は支持したいと考えているので、著者の考えを知ることができたのは良かったけど。

「肥満・糖尿病の人は~」は、糖尿病や肥満の人がコロナに罹りやすい、重症化しやすい、ワクチンが効きにくい、それらの理由を解説しています。
なんだか専門用語が多すぎて、記憶力の弱い私にとっては、かなり大変でした。
専門用語を飛ばしても、大体の雰囲気は分かるので、まぁいいかという感じです。

そして、コロナよりももっと深刻なことが起きていると警告しています。

糖化パンデミック、糖尿病パンデミック、肥満パンデミック、腎臓病パンデミック認知症パンデミック、精神病・発達障害パンデミック...などなど
糖尿病の死者はコロナの死者よりも多いのですって。
そして、上にあげた○○パンデミック、全て糖質過剰症候群。全て合わせるとその被害?は大変なことになる。
コロナに感染した人も糖質過剰が影響しているとすれば、単純にコロナと比較できなくなってきますね。

どこまで信憑性があるのか、素人には判断しにくい。
だって、テレビに出てくる「専門家」の人達がこんなこと言ってるの見たことないし。
スポンサーが糖質たっぷりの食品メーカーだったりとか、そういうことが原因なのか?

でも、自分としては、かなり信じていますよ。
予感と言うか、実感と言うか、自分の体感的にとてもしっくりくる。

最近、YouTube岡田斗司夫さんという方の動画がよくおすすめに上がってきます。
この人がどういう人か、私はよく知らないのですが、ちょっと見てみると、とても丁寧な話し方をする。うーん、たぶん、ひろゆきさんよりも誠実な感じがする。
この人が言っていたのです。
「本を読んでいると、詰め込んだ知識が、つながる時が来る。だから本を読みましょう」って。

最近、つながるんですよ。
脳の話、コロナの話、マグネシウムの話...。

糖尿病にはマグネシウム不足が影響していることは、以前に書きました。

 

tohost3250303.hatenablog.com

マグネシウムは300にも及ぶたくさんの代謝に係わっています。中には免疫関係のものもあるはず。糖尿病の人がコロナに罹りやすいというのは、つまり、マグネシウムが足りない人はコロナに罹りやすいと言っても過言ではないのではないか。
夏に日本でコロナの感染者が爆発的に増えたのは、暑さによる発汗が原因なのではないかという私の考察、誰か専門家の人、理論的に裏付けしてくれないかなと思うのでした。

tohost3250303.hatenablog.com

糖質の過剰摂取は認知症の原因です。

そしてこれを書いている今、私の目の前のテレビに映っている番組、NHK「持論公論」では、認知症の人や家族の支援のことを取り上げています。

もちろん、認知症になってしまった人への支援がどうでもよいという事ではないけど、それよりも先にやらなければならないことあるでしょうと思うのですけどね。

圧倒的に反対されると思うけど、まずは砂糖税を導入するべき。少なくとも、甘い飲み物があまりにも手軽に買える状況は何とかしなければいけないと思っています。
それができなくても、糖質摂取の危険性をもっと啓蒙するべきと思うのでした。