このところすっかりお豆腐作りがマイブームになっていましてね。
だって、にがりも豆乳も日常的に使っているのですもの。
目の前にいつもお豆腐の材料があるのだから、それなら作ってみたくなるのは普通のことではないでしょうか(笑)。
初めは豆乳ににがりを混ぜて固めただけのお豆腐、絹ごし豆腐というよりも、製法としては充填豆腐を作ったのです。
とてもトロトロのやわらかいお豆腐ができて、これはたぶん豆乳の濃さとかにがりの量によって違うものになるのだなと、後から調べたら、温度によっても変わって来るみたいですが、なんだかこれが面白くなってしまいました、
でも、やっぱり木綿豆腐を作ってみたい。
お豆腐のオリジナルは、木綿豆腐ですから。
元々は中国から伝来したのは木綿豆腐。絹ごし豆腐は日本で作られるようになったもの。
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こないだ、築地にまぐろを買いに行った時に、いつもの豆屋さんにも寄って、大豆を買ってきました。
どうせやるなら、豆乳から作りたいと思ったのです。
初めての、それもまずは試作品という事で、安い中粒の大豆を購入しました。
(お豆腐に使うなら、本当は大粒の方が合っているらしい。)
さて、実際に作ってみると…
豆乳を絞るのが大変。
こんなに力がいるとは!
しかも熱いうちにやらなければいけないみたいだし。
アチッアチッって言いながら、何とか絞り出しました。
しかし、こんなに大変な思いをして、たったこれだけ?
ほんのちょびっとだけしか絞れないの。
お豆腐が手軽に買えるというのは、なんともありがたいことだなとしみじみと思いました。
お豆腐屋さん、そして、お豆腐の製造メーカーさん、ありがとう!
感謝の気持ちでいっぱいになります。
それにしても…
お豆腐ってぜんぜんエコじゃない。
ものすごい贅沢品だなと思ってしまった。
ちょっと見てよこれ。
この200gくらいのちっこい木綿豆腐を作るのに...
副産物として出てきたおからこの量…
これでだいたい550gくらいありました。
どうりで、私がいつも利用しているお豆腐屋さんが、閉店後に出しているゴミの容器が大きいわけだ。
毎日、たくさんのおからが産業廃棄物として処理されると考えると、何だかなぁという気持ちにもなってしまった。
だって、お豆腐は毎日、何かしら食べても、おからはそんなに食べないでしょう?
お豆腐にしないで、大豆を皮ごと食べれば、こんなに産業廃棄物は出ないでしょう?
みなさん、おからをたくさん食べましょうね(笑)。
でも、この出来立てのお豆腐はもちろんおいしかったけれども、この出来立てのおからがめっちゃおいしい。
味付しないで、もぐもぐいけるレベル。
ん?
ここでもしやと気付いたのですが、こんなにおからがおいしいという事は、まだ豆乳が絞り切れていないということなのかな?もしかしたら、うまくやれば、もう少し大きなお豆腐ができたのかも知れません。
まだまだ道半ば。先は長いな。
って、修行でもするのかい?(笑)
ともかく、とても良い勉強になりました。
とりあえず練習として中粒の大豆を使って、使い切ったら今度は大粒の大豆でチャレンジしたいと思います。