依存体質の人におススメしたい依存は、やっぱり献血だと思うのです。不謹慎ですみません。

依存は怖いものです。
以前に読んだ本、叱る依存がとまらない

時には美談として語られる「叱る」という行為でさえ、ともすれば依存に陥ってしまう。ダメージを受けるのは叱られる方だけではなくて、叱る側もなんだかよいことをしているような気がして、だんだん気持ち良くなり、エスカレートしていきます。

ホスト遊びエスカレートして、大金をつぎ込んでしまう人。風俗や売春を強要されることが社会問題になっていますね。
依存が止まらなくなってしまっています。

薬物やアルコールへの依存も大問題です。
リストカットなども、依存と言えるものだと思っています。

それがないと自分自身を保てない。

私もどちらかと言えば依存体質だと自覚しています。
気を付けなければと注意しているのですが、どうもまたやってしまったようです。

それは献血
私はやっぱり献血に依存しているな。

 

tohost3250303.hatenablog.com

 

献血可能日になりましたっていうお知らせメールが来ると、もういても立ってもいられなくなります。
困っている人のために献血に行こうなんて言う気持ちはほとんど無くて、もう自分が気持ち良いからということなんです。

あんまり書くと怒られちゃうかも知れませんが、でも書いちゃいます。

とにかく針を刺すのがとても気持ち良いのです。
生きてる実感を得ることができる。
検査の時の細い針でも気持ち良いのですが、本採血の時の太い針ですとさらに気持ち良い。ときどき痛点を外して、痛みを感じられないことがありますが、それがとても残念で仕方ないのです、誰か痛点を見つけられる眼鏡を開発して欲しいものです。ドラえもん、お願いします...って一瞬思ったけど、未来にそんなものあるかなんて期待できないですね。
もしもそんな眼鏡があるとして、フツーは痛点を外すために使われるのでしょうけど、そこはリクエストさせてほしい。もちろん、私は痛点突き刺すの希望です。

これはリストカットに似ているような気がします。
手首を切って、むしろそれがあるから生きていられるの。
痛みが気持ち良くて、辛いことを忘れられるの。
でもね、これは危険です。まかり間違えば命を落としたり、何か後遺症が残ったり。
その点、献血は医療の専門家の下で行われるわけですから、安心です。何か危険なことが起きれば、すぐに医師が対応してくれます。
リストカットがどうしても止められない人、是非とも献血をやってみましょう。

薬物依存、アルコール依存が止まらない人には、成分献血がおススメです。
成分献血は血を抜いてそこから欲しい成分だけを取り除いて、元に戻します。
血を抜く工程と血を戻す工程を繰り返すわけですが、この血を抜いている工程が気持ち良いのです。
柔道経験者ならわかると思いますが、締め技は頸動脈を圧迫して脳への血流を遮るのです。脳の血が足りなくなって、落ちるのです。あの落ちる瞬間が気持ち良いとされています。(スミマセン、私は落ちるのは経験したことはありませんけど)
軽いトリップ状態といっても過言ではないと思います。たぶん、私が成分献血で気持ち良いと感じるのは、頭の血が足りなくなって落ちそうになっているからだと思います。

献血をこんなことに利用するのはどうかという気持ちもありますが、薬物に依存してしまうのに比べたらかわいいものです。

気を付けていただきたいのは、薬物によっては、やってしまったら献血をさせてもらえないかもしれません。薬物に手を出す前に、献血を始めましょう。

献血に依存してしまうと、健康にものすごく気を遣うようになります。
献血前の問診や検査の結果によっては、献血を断られることがありますが、それはなんとしても避けたくなるのです。
そして依存がさらに進んでくると、だんだんと少しでも良い状態で血液を提供したいという気持ちになり、日ごろから食べ物、運動、睡眠にとても気を付けるようになってきます。
だんだん健康になっていくのです。

献血にはまっている人の多くは、建前では誰かの役に立ちたいと言っていても、実際のところは私と同じようなものなのではないでしょうか。

えーっと、献血への依存について一つだけ気を付けたいのは、ときどき見かけるのが、いつまでたっても自分の順番が回ってこないと怒ってスタッフの人に当たり散らしている人。
自分は正当なことを言っているつもりでいるのかもしれませんが、それこそ「叱る依存」です。そこは依存してはいけません。
どうしても待てなければ、私の順番はまだ回ってこないのですか?と優しく申し出ましょう。
献血ルームは、血を採る側も採られる側も、基本的には良い人ばかりです。
私はそんな献血ルームのやさしい雰囲気が大好きなのです。
そんな空気感を引き裂くようなことは絶対にしないでいただきたい。

献血のベッドに横たわってしまえば、担当の看護師さんのなんと優しいことよ。
ますます依存が止まらなくなります。
ぎゃ~~~~。