勘違いしないでくださいね、私の脳はポンコツです

昨日の記事では、なんだか私の脳はスゴイと勘違いされてしまうような内容になっていました。

 

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正直に言いますと、自分は本当はスゴイ人なんだって思っていた時もありました。
今となっては本当に恥ずかしい。

実際には発達凸凹というのでしょうか、極平均な人に比べれば多少は優れていることもあるとはいえ、ほとんどはダメなことばかりなんです。
人の行動というのは、たくさんの神経を統合して作動するものですが、その一つでも欠ければギクシャクしてしまうものです。
それぞれの神経の反応速度がどれも皆一致していれば、バランスが取れてスムーズに動くのでしょう。
全てが速く反応する人はとても聡明に見えるのでしょうし、全てがゆっくりな人はのんびり屋さんで周りの人を和ましてくれるのかも知れません。
バランスが取れないと、つかみどころのない、なんだか怪しい人、そういうことになってしまうのだと思います。

あ、私が数学ができるみたいなことを書いてしまいましたが、その数学にしたって、凸凹なんです。
私は圧倒的に視覚優位の脳だと思っています。

 

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だから、数学も、映像としてイメージできるような問題は、だいたいできちゃいました。
共通一次程度の問題なら、無理やりでも視覚のイメージに帰着できます。
某関西方面の大学の2次試験では、その大学独特の出題傾向なのかもしれませんが、全く視覚としてイメージできませんでした。
偏差値的には十分に合格ラインに入っていましたが、問題を一通り見た時、絶望的な気持ちになりました。
それでも最後まで根気よく答案を書きましたが、やはりダメでした。

その当時は脳の視覚優位なんて概念は自分にはなかったし、そんな特性が世の中に存在するなんて知る由もなく、ただ感覚的に、こういう問題は苦手だなというぼんやりした意識はありました。
これがわかっていたら、その大学を受験するのは初めからあきらめていたかも。
むしろ芸術系の大学の建築科を目指していたのかも知れません。

私は言語の方はからっきしダメです。
数学でも言葉だけで考えるような問題は、ダメなんです。
まずは言葉を覚えられない。
言語のワーキングメモリーが弱すぎるようです。
因みに、数学の点数は稼いでいましたが、私は公式をほぼ暗記できませんでした。
三角関数なんて、sinとcosの加法定理くらいしかわかりませんでしたし、それこそ中学生の時に授業で習った2次方程式の公式でさえ怪しいものです。

暗記は苦手、それだけでは済まないところが困ったちゃんなのです。
本を読むだけで眠くなります。
これにしても、文章から映像がイメージできれば、なんとかなるのですが、言葉だけで理解しようとするとすぐに脳がキャパオーバーになってしまうようです。
たぶん、それだけ言語というのは脳のエネルギーをたくさん必要としているものなのだと思うのです。
人間以外の他の動物が言葉を使えないのは、そこまで脳にエネルギーを供給できないからなのかなと思っています。
特に野生の動物はとても神経質です。臆病とも言えますが、外敵から身を守るために神経をフル稼働して、そこにたくさんのエネルギーを費やしてしまうので、言葉を話すところまで脳にエネルギーを供給できない。
でも、もしかしたら、ペットでいつも安心できる環境で暮らし、そしていつも脳に必要な栄養をたっぷり与えられていたら、動物もこれから先、話せるようになるのではないかと密かに思っています。
実際に、YouTubeなどを見ていると、ときどきペットがしゃべったなんて言うのもありますよね。あれは実は本当にしゃべっているのではないかという可能性も否定できないなって思っています。

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なんだか話が逸れてしまいました。
元に戻します。

言語のワーキングメモリーが不足すると、ときどき(頻繁に)シャットダウンしてしまうのです。
つまり、人の話を聞いていると、だんだん眠くなって、そして本当に眠ってしまう。

学生の頃に建築屋さんでアルバイトをしていました。
小さな会社でしたので、いろいろなことを経験させていただいたのですが、社員の方が仕事についていろいろと説明して下さるとだんだん眠くなってくる、眠くなってくる、あら、寝ちゃった...。

別に睡眠不足というわけでもないし、食後の血糖値スパイクというわけでもなく。

その時は本当に悩みましたよ。
原因がさっぱり分からない。
他のアルバイトの人はそういったことが全くない。
社員さんはそれでも優しく接してくれましたが、自分としてはどうしようもない無力感で落ち込んでいました。

今になって思うと、自分のいろいろな不具合のほとんどは、自分の身体や脳が必要としているエネルギーが大きすぎて、供給が追い付かない、それと同時に、せっかく摂ったエネルギーを維持できない(言語のワーキングメモリーが乏しい)、そんなところなのかなと思っています。
もう少し、早く気がつきたかったな。

まぁね、これはもって生まれた宿命なので打破するのは非常に困難。
だからと言って、ポンコツ脳といってもダメなことばかりでもないですしね。
こういったことを踏まえて、自由に(’楽に)生きていける生き方をこれからはしたいなと思っています。でないと、一生劣等感に悩まされる人生になっちゃいますしね。

 

建築家っていろいろな所に自由に出かけてるイメージだけど、ガウディは外出が苦手で、ほぼ家に閉じこもっていたのですって。